制作と展示と宣伝

現在、西武池袋本店にて個展を開催中のため、このホームぺージやインスタで宣伝をしている。

以前はTwitterとFacebookもやっていたけど、Twitterは衝動的に使ってしまうことが多く、あとで見返した時に死にたくなる率が高すぎたのでやめ、Facebookは相互フォローのためにタイムラインが溢れかえり、時間を取られすぎるのでやめてしまった。その点、インスタはほどよい緊張感があり、タイムラインの調整がしやすいと思う。


インスタグラムには展示の告知、作品、制作中の様子、飼育している生物やなんかを上げ、しっかりとハッシュタグをつけて多くの人に見てもらおうとしていた。それでも、1日2日経てばもう流れ去ってしまい大して拡散してないような印象だった。


結構前に、知り合いの同世代の作家さん、しかも自分より活躍している作家さんのインスタグラムでの「広告」がタイムラインを流れ、その時は深く考えず、いいなと思った。

そして最近また、自分よりしっかり作家としてやっている方の「広告」が流れてきて、これは、自分のような知名度の低い作家が腕を組んで見送っていいものではないと行動に移した。


以前のホームページのブログでも書いたような気がするけど、作家における「制作と発表」は、植物における「根と葉」の関係に似ていると思う。

制作ばかり、つまり根ばかり育てると、一見とても丈夫そうに見えるけど、ふと周りを見れば同じ日に発根したはずの仲間の葉は大きく茂っており、自分が葉を出す隙間がないのではないかと焦ったり、葉を出さないと得られない栄養が無く、それは根にも影響する。

ならばと葉の方ばかり育てると、常に不安定な状態で過ごさなければならないし、突然強風が吹けば簡単に飛んでしまう。パクリ画家が一瞬で消えるみたいな。

やはり、バランスが重要なのではと思った。


自分がこのバランスをうまく取れているかはわからないけど、根を育てる中で運よく葉を広げる機会をもらったのなら、無駄にならないようにしっかり「広告」という技を使って効果を最大限にしたいと思った。ましてや、自分より活躍している同世代の作家さん達がきっちり宣伝しているのだから。ちゃんと見習わないと。

そして今回の個展では現に「インスタグラムを見てきました」という方が、これまでに比べて圧倒的に多い。それは広告の効果か、あるいはちょうど池袋が来やすかったからかはわからないけど、そうやって連鎖が連鎖を生んで気づいたら思いもよらないことに繋がっていく可能性がある。


またきっかけのひとつに「コロナで人が来ないかもしれないから、だったらSNSで広がってもらおう」という思いもあったので、人生何がどう作用するかわからないものだなと。作家としてやっていきたいと思っているので、不器用ながらいろいろと取り入れていこう。

阿部観水 website